ForexTester 6 でプロフィットファクターを確認する方法|統計パネルでの見方
PFの数字はどこで確認できるのか
プロフィットファクターって用語、検証の勉強をしていてよく見かけるんですけど、ForexTester 6 の画面のどこで確認できるんですか。数値そのものがどこにあるのか分からなくて。
ForexTester 6 でテストを一度実行すると、統計パネルという場所に主要な数値がまとめて表示されます。プロフィットファクターも、その統計パネルの中で確認する項目のひとつです。
統計パネルっていうのは、最大ドローダウンとかも出てくるところですよね。
そうです、同じ場所です。検証結果の主要な指標がまとめて並ぶ画面で、プロフィットファクターもそこに含まれています。ただ、正直に言うとその画面の中の正確な表示位置までは、公式マニュアルのテキストだけでは特定しきれていません。ここから先で、確認できている範囲と、実画面で確かめる必要がある範囲を分けて説明していきます。

分けて説明してもらえるのはありがたいです。分からないことをそのまま断定されるより安心します。
確認できていないことは、確認できていないと言うようにしています。中途半端に断定して、あとで実画面と違ったら意味がありませんから。
始める前に確認しておきたいこと
プロフィットファクターを見るために、先にやっておくことはありますか。
まずテストを一度実行しておくことです。統計パネルの数値は、テストを走らせて初めて集計されます。一度もテストをしていないプロジェクトでは、プロフィットファクターも含めて数値そのものがまだ存在しません。
プロジェクトを作るところからまだの場合はどうすればいいですか。
プロジェクトの作成やテストの始め方がまだ不安であれば、先に基本の流れをつかんでおくとスムーズです。
それじゃあ、テストを実行したあとの話に進みますね。
はい。ここから先はForexTester 6 のデスクトップ版を前提に説明します。
統計パネルを開いてプロフィットファクターを探す手順
実際にプロフィットファクターを確認する手順を教えてください。
大きく分けると3段階です。
- 1. テストを実行するプロジェクトを開き、テストを一度動かします。決済されたトレードが記録されると、統計の集計が始まります。
- 2. 統計パネルを表示させる画面に統計パネルが出ていない場合は呼び出します。呼び出し方は次の項で補足します。
- 3. 項目一覧の中からプロフィットファクターの行を探すパネル内に並ぶ項目の中から、プロフィットファクターという項目を探します。
統計パネルが最初から画面に出ていないこともあるんですね。
あります。公式マニュアルには統計パネルを呼び出すメニューとして2通りの案内が載っていて、「ウィンドウ」メニューから「統計」を選ぶ経路と、「表示」メニューの「パネルを表示」から「統計」を選ぶ経路のどちらも紹介されています。
そこも一本化はできていないんですか。
正直に言うと、公式マニュアルの中でもこの2つの案内が完全には統一されていません。作成された時期の違いによる表記の揺れの可能性があり、どちらが今の画面に合っているかは実画面で確認してから一本化するつもりです。今のところは、片方のメニューで見当たらなければもう片方を試す、という進め方で対応できます。

プロフィットファクターという項目の位置づけ
統計パネルの項目一覧って、具体的に何が並んでいるんですか。
公式マニュアルで確認できている範囲では、次の項目が並んでいます。
| 項目 | 何が分かるか |
|---|---|
| 合計トレード回数 | 決済したトレードの総数(勝ちトレードと負けトレードの合計) |
| 勝ちトレード回数・負けトレード回数 | 決済したトレードのうち、勝ちと負けそれぞれの数 |
| 勝ちトレードの最大利益・負けトレードの最大損失 | 1回のトレードで得た最大の利益と失った最大の損失 |
| 利益合計 | 検証期間全体を通した損益の合計 |
| 1ヶ月当たりの利益 | 月単位でならした平均の損益 |
| 勝ちトレードと負けトレードの平均 | 勝ちトレードと負けトレードそれぞれ1回あたりの平均額 |
| 最大ドローダウン | 検証期間中に資産が最高値からどれだけ下落したかの最大値 |
あれ、この一覧の中にプロフィットファクターって書いてないですね。
そうなんです、そこが正直に説明しておきたいところです。公式マニュアルのこの一覧は「その他いろいろ」という表記で締めくくられていて、すべての項目が個別に列挙されているわけではありません。プロフィットファクターがその「その他いろいろ」に含まれている可能性はありますが、一覧の中に名指しで書かれているわけではないんです。
じゃあ、プロフィットファクターっていう名前自体は、どこかで確認できているんですか。
はい、名前自体は確認できています。公式サイトのバックテストの解説記事には、テストが終わったら統計のセクションを開いて、勝率やドローダウン、平均トレードと並んでプロフィットファクターを確認する、という説明があります。呼び方が複数の資料でバラバラということはなく、プロフィットファクターという同じ名前で一貫して使われています。統計パネルの項目一覧のどの位置に、どんな表記で表示されるかは、公式マニュアルには書かれていません。
確認できていることと、できていないこと
- 確認できていること プロフィットファクターという名称が公式サイトで一貫して使われていること、統計のセクションで確認する項目として案内されていること。
- 確認できていないこと ForexTester 6 の統計パネルの項目一覧の中で、具体的にどの位置にどんな表記で表示されるか。
- 名前が一貫している意味 表記ゆれが無いからこそ、実画面で探すときにこの名前をそのまま手がかりにできます。
名前がブレていないなら、実際に画面を探すときも見つけやすそうですね。
そう思います。統計パネルを開いて、この名前で項目を探せば見つけられます。
プロフィットファクターが何を表す数値か
そもそもプロフィットファクターって、何を表す数値なんですか。
一般的には、検証期間中の総利益を総損失で割った値として定義されています。トレードの検証や分析を扱う複数の解説記事でも、同じ計算式が使われています。
総利益と総損失を割り算するだけなんですね。意外とシンプルです。
考え方自体はシンプルです。総利益が総損失を上回っていれば、この値は1を上回ります。反対に、総損失のほうが大きければ1を下回ります。
| 用語 | 何を指すか |
|---|---|
| 総利益 | 検証期間中、勝ちトレードで得た利益の合計 |
| 総損失 | 検証期間中、負けトレードで失った損失の合計 |
| プロフィットファクター | 総利益 ÷ 総損失で求められる値 |
この数値が高ければ高いほどいい、みたいな話も聞いたことがあるんですが。
そこは、あえて踏み込まないようにしています。数値の良し悪しや目安の話は、手法の評価や投資判断に近い領域になるので、検証ソフトの操作を解説する範囲を超えます。資金管理の考え方を扱った記事があるので、数値の受け止め方を考えるときの参考にしてみてください。
なるほど、数値の意味と、その数値をどう評価するかは別の話なんですね。
そのとおりです。ここでは「どこで確認できるか」「何を表す数値か」までを扱い、評価の仕方は踏み込まないようにしています。
ForexTester 6 が、手数料とかスワップも含めてこの計算をしているのかも気になります。
公式マニュアルには明記がありません。統計パネルに表示される値で確かめてください。
フィルタを使うとプロフィットファクターも変わる
トレードを絞り込んで見たいときって、プロフィットファクターにも関係しますか。
関係します。絞り込みは画面下部の「口座履歴」タブにあり、公式マニュアルによると、開いてから適用するまでの流れはこうです。
- 1. 「口座履歴」タブの「フィルタを表示」をクリックする統計パネルではなく口座履歴の側にあります。クリックすると絞り込み条件の入力欄が開きます。
- 2. 絞り込みたい条件を選ぶ日付フィルター・シンボル・タイプの中から、絞り込みたい条件を選びます。
- 3. 【適用】をクリックする【適用】をクリックすると値がフィルタ処理されます。条件を外したいときは【クリア】でリセットできます。

フィルタをかけると、パネルの数値は全部変わるんですか。
はい、パネル全体が絞り込んだ範囲で計算し直されます。フィルタは表示するトレードの範囲そのものを絞り込む機能なので、プロフィットファクターも例外ではなく、絞り込んだ範囲だけで計算し直された値が表示されます。

| フィルタの種類 | 何を絞り込めるか |
|---|---|
| 日付フィルター | 発注日、決済日、発注と決済の両方、発注または決済のいずれかで期間を絞り込める |
| シンボル | 選択した通貨ペアなど特定の銘柄だけに絞り込める |
| タイプ | 買い注文、売り注文、またはすべての注文かで絞り込める |
特定の通貨ペアだけのプロフィットファクターを見る、みたいな使い方もできるんですね。
できます。ただし、全体の成績を見ているつもりでフィルタが残っていると、数値の意味を取り違えてしまいます。プロフィットファクターがいつもと違う値になっていると感じたら、まずフィルタの状態を確認する習慣をつけておくと安心です。
数値が出ない・おかしいときの確認順
プロフィットファクターの数値が出てこなかったり、変な値に見えたりすることはありますか。
あります。上から順番に確認すると原因を絞りやすいです。
決済していないと数値が確定しないっていうのは、盲点になりそうです。
含み損益の状態では、総利益・総損失として集計されません。ポジションを閉じて初めて、勝ちトレードか負けトレードかが確定します。数値に違和感があったら、決済し忘れているポジションが無いかも確認してみてください。
検証結果の読み方を広げる
プロフィットファクターを確認できるようになったら、次は何をすればいいですか。
数値そのものをどう受け止めるかは、資金管理の考え方と切り離せません。さきほど紹介した資金管理の記事に加えて、検証の進め方を体系立てて振り返りたいときには、こちらの記事も参考になります。
統計パネルの他の項目も、あわせて見ておいたほうがいいですか。
プロフィットファクターだけを単独で見るより、最大ドローダウンや合計トレード回数といった他の項目とあわせて見るほうが、検証結果の全体像をつかみやすくなります。ひとつの数値だけで判断せず、パネル全体を見渡す習慣をつけておくと安心です。
プロフィットファクターを他の項目と合わせて読む
- 合計トレード回数 母数が少ないと、プロフィットファクターの数値が偶然の結果に左右されやすくなります。
- 最大ドローダウン 同じプロフィットファクターでも、検証の途中でどれだけ資産が落ち込んだかは別の数値で確認する必要があります。
- フィルタの状態 期間や銘柄を絞り込んだままだと、全体の傾向とは異なる数値になります。
ForexTester Online でも同じ手順か
ForexTester Online でもプロフィットファクターを確認できますか。
ForexTester Online はブラウザで動く別の製品です。この記事の手順は ForexTester 6 のものなので、そのままでは当てはまりません。二つの製品の違いは 1 本にまとめてあるので、どちらを使うか迷っている場合はそちらを見てください。
最後に、よく聞かれそうなことをまとめておきたいです。
表示場所と計算の考え方、フィルタの影響あたりは特に質問が集まりやすいところです。まとめて載せておきます。
プロフィットファクターを確認するために押さえる3点
今日教えてもらった内容をまとめると、統計パネルを開くこと、名前で項目を探すこと、フィルタの状態も確認すること、ですね。
そのとおりです。テストを実行してから統計パネルを開く、プロフィットファクターという名前で項目を探す、フィルタがかかっていないか確認しながら数値を読む、この3点を押さえておけば、あとは実際の画面で確かめながら自分の検証に活かせます。
ありがとうございます。さっそく自分の検証結果を開いて探してみます。
プロフィットファクターは、それ単体で手法の合否を決める数字ではありません。統計パネルの他の項目やフィルタの状態とあわせて読むことで、検証結果の見え方がより正確になります。まずは自分の検証結果で、統計パネルを開いて数値を探すところから始めてみてください。
数値の意味が分かっただけでも、だいぶ見え方が変わりそうです。
それで十分です。慣れてきたら、フィルタで条件を変えて数値がどう動くか見比べてみるとか、他の項目とあわせて読んでみるとか、少しずつ広げていけばいいと思います。統計パネルは何度も見返すことを前提にした機能なので、一度で完璧に読み取ろうとしなくて大丈夫です。
FAQ
よくある質問
- プロフィットファクターはどこで確認できますか
- テストを実行すると統計パネルという場所に主要な数値がまとめて表示されます。プロフィットファクターもその中の項目のひとつです。公式マニュアルの項目一覧は「その他いろいろ」で締めくくられています。
- 統計パネルが画面に出ていないときはどうすればいいですか
- 公式マニュアルには「ウィンドウ」メニューから「統計」を選ぶ経路と、「表示」メニューの「パネルを表示」から「統計」を選ぶ経路の2通りが案内されています。どちらか一方で見当たらなければ、もう片方を試してみてください。
- プロフィットファクターはどうやって計算されますか
- 一般的には検証期間中の総利益を総損失で割った値として定義されます。総利益が総損失を上回っていれば1を上回り、下回っていれば1を下回ります。手数料やスワップを計算に含めるかどうかは公式マニュアルに明記が見当たらず、確認できていません。
- フィルタをかけるとプロフィットファクターの数値も変わりますか
- 変わります。絞り込みは「口座履歴」タブの「フィルタを表示」から行います。表示するトレードの範囲を絞り込む機能なので、絞り込んだ範囲だけで計算し直したプロフィットファクターが統計パネルに表示されます。全体の成績のつもりでフィルタが残っていないか、数値に違和感があったら確認してみてください。
- プロフィットファクターが表示されないときはどうすればいいですか
- テストを実行したか、決済したトレードがあるか、フィルタがかかったままになっていないか、見ているプロジェクトが正しいかを上から順番に確認してみてください。
- ForexTester Online でもプロフィットファクターを確認できますか
- ForexTester Online はブラウザで動く別の製品です。この記事の手順は ForexTester 6 のものなので、そのままでは当てはまりません。二つの違いは「ForexTester 6 と ForexTester Online の違い」の記事にまとめています。