ForexTester 6 と ForexTester Online の違い|どちらを選ぶか
ForexTester 6 と ForexTester Online、結局何が違うのか
ずっとForexTester 6を使ってるんですけど、公式サイトを見てたら「ForexTester Online」っていう名前も出てきて、これって同じソフトの新しいバージョンなんですか?それとも別物なんですか?
別の製品です。名前が似ているので同じソフトの旧版・新版だと思われがちですが、提供元も「二つは同じプログラムの二つのバージョンではなく、まったく別の検証ソリューションだ」と説明しています。ForexTester 6はパソコンにインストールして使うデスクトップアプリケーション、ForexTester Onlineはブラウザを開いて使う検証環境という、そもそもの成り立ちが違います。
そうなんですね。てっきり片方がアップデート版なのかと思ってました。じゃあ機能が丸ごと引き継がれてるわけでもないってことですか?
そのとおりです。提供元の説明でも、ForexTester 6のほうが機能の蓄積は多いけれどWindows専用で画面の作りが古く、ForexTester Onlineのほうは画面が新しく複数の環境で使えるけれどForexTester 6の機能をまだ全部は持っていない、という住み分けが述べられています。どちらが優れているというより、設計思想が違う二つの選択肢だと考えるのが実態に近いです。ここでは価格の比較はせず、動作環境と機能の違いに絞って見ていきます。価格や購入方法はこちらにまとめています。
土台からして違う二つの製品
「別の製品」っていうのが、まだちょっとピンと来てないです。具体的にどう違うんですか?
一番分かりやすいのは提供のされ方です。ForexTester 6は、インストーラーをダウンロードしてパソコンに入れて使うタイプのソフトウェアです。提供元の日本語サイトでも「ソフトウェア単体です(トレード・プラットフォームではありません)」と説明されていて、パソコンの中に実体があるプログラムという位置づけです。
パソコンに入れるタイプなんですね。じゃあForexTester Onlineのほうは違うんですか?
はい。ForexTester Onlineは提供元の説明で「過去の相場を再現するブラウザ型のFX検証環境」と紹介されています。インストールという概念自体がなく、ブラウザで対象のページを開けば検証画面が表示される、という作りです。裁量取引・自動売買どちらの検証にも使えるとされていて、目的自体はForexTester 6と重なりますが、動いている場所がパソコンの中かブラウザの中かという、根っこの部分が違います。
二つの製品としての位置づけ
- ForexTester 6 はパソコンにインストールして使うデスクトップアプリケーションです。提供元は「ソフトウェア単体」と位置づけています。
- ForexTester Online はブラウザ上で動作するFX検証環境です。インストールという概念がありません。
- どちらもFXの過去データを使った検証ソフト という目的は共通していますが、動作する場所と画面の設計は別々に作られています。
なるほど、住んでいる場所が違うっていうイメージですね。
いいたとえです。同じ会社が同じ目的で作っているソフトなので考え方には共通点がありますが、実際に触る画面や操作の入り口はそれぞれ独立していると考えておくと混乱しにくいです。
動作環境を並べて比較する
動作する場所が違うのは分かりました。実際に使うとなると、動作環境の違いが一番気になります。表とかでまとめてもらえますか?
並べるとこうなります。
| 項目 | ForexTester 6(デスクトップ版) | ForexTester Online(ブラウザ版) |
|---|---|---|
| 提供のされ方 | インストーラーをダウンロードしてパソコンに導入するアプリケーション | ブラウザで該当ページを開いて使う検証環境 |
| インストール作業 | 必要(ダウンロード・セットアップ・ライセンス認証という流れ) | 不要(ブラウザを開けば利用できる作り) |
| 動いている場所 | 手元のパソコンの中 | ブラウザの中(サーバー側と通信しながら動く) |
| 画面の作り | 従来型のデスクトップソフトの操作画面 | 一般的なオンライン取引ツールに近い画面構成 |

こうして並べると、確かに別物って感じがしてきました。ちなみにForexTester 6って、対応してるOSはWindowsだけなんですか?
Windowsで動くパソコン向けのソフトという位置づけです。提供元のダウンロード案内でも「Windowsベースのオフライン検証ツール」という説明のされ方をしていて、Windows環境で動かすことを前提に作られています。次の章で、ここに関わってくるMac対応の話を詳しく整理します。
Macで使えるかどうか
それ、まさに知りたかったところです。うちはMacなんですけど、ForexTester 6って使えるんですか?
正直に言うと、ForexTester 6にはMac専用の版がありません。提供元のブログでも「Forex Testerは長らくWindows向けにしか提供されていなかった」「Macbookユーザーはプログラムをダウンロードして自由に戦略検証をすることができなかった」とはっきり説明されています。この状況は今も変わっていません。
えっ、じゃあMacだと諦めるしかないんですか?
選択肢は二つあります。一つは、Parallels Desktopのような仮想化ソフトを使ってMacの中にWindows環境を作り、そのWindows環境の中にForexTester 6をインストールする方法です。提供元のブログでもこの方法が案内されていて、Apple silicon搭載のMacでForexTester 6を動かす手順として紹介されています。ただしこれはForexTester 6をMac専用に動かしているわけではなく、Macの中に一時的にWindowsを用意して、その中でいつも通りWindows版を動かしているという理解が正確です。
そのイメージで合っているんですね。もう一つの選択肢は?
もう一つがForexTester Onlineです。提供元は同じブログの中で、ForexTester OnlineについてOSを問わずどのブラウザからでも使えると案内しており、Mac利用者に向けてForexTester Onlineを勧める書き方をしています。ブラウザで動く作りなので、仮想化ソフトを用意しなくてもそのままMac上で使えるという理屈です。
Macユーザーの選択肢
- 仮想化ソフトを使う場合 Macの中にWindows環境を作り、その中にForexTester 6をインストールする方法です。あくまでWindows版をWindows環境で動かしている点は変わりません。
- ForexTester Onlineを使う場合 ブラウザで動作する仕組みのため、仮想化ソフトを用意せずそのままMac上で使えます。提供元もMac利用者向けの案内としてこちらを紹介しています。
Mac対応っていうと「そのまま動く・動かない」の二択だと思ってましたけど、実際は経路が二つあるっていうことなんですね。
まさにそこがポイントです。「ForexTester 6がMacに対応しているか」という質問に対しては、ネイティブなMac版という意味では対応していない、というのが公式情報から確認できる答えです。ただし仮想化ソフト経由という迂回路、そしてForexTester Onlineというブラウザの選択肢の、合わせて二つの道が用意されています。ここでは画面の細かい操作までは踏み込みませんが、選択肢の全体像として押さえておいてください。
機能面の違い
動作環境の違いは分かりました。中身の機能はどれくらい違うんですか?
公式ページで名前が確認できる機能を並べると、次のようになります。片方に載っていないからといって、その機能が絶対に無いと言い切れるわけではなく、あくまで「公式ページの目立つ機能として紹介されているかどうか」の整理だと思ってください。

| 分類 | ForexTester 6(デスクトップ版) | ForexTester Online(ブラウザ版) |
|---|---|---|
| 学習支援 | インタラクティブなFX講座、AIによる戦略の最適化支援 | プロップファームの審査を想定した訓練(Prop Challenges) |
| 自動売買 | EA(エキスパートアドバイザー)の作成・検証ツール | — |
| 検証結果の振り返り | 詳細な統計レポート | 手仕舞い設定の自動探索(Exit Optimizer)、トレード日誌、タグ付け・スクリーンショットの添付 |
| 検証の負荷テスト | — | 相場急変などを想定したストレステスト(Scenarios)、思い込みを減らす検証モード(Blind Testing) |
| 基本の検証機能 | 複数チャート・複数時間軸の同時検証、ティックデータでの検証 | 複数チャートの同期表示、ティックデータでの検証 |

EAを使った自動売買の検証は、ForexTester Onlineではできないってことですか?
公式ページの目立つ機能としては挙がっていない、というのが正確な言い方です。ForexTester 6ではEAの作成・自動検証が代表的な機能として紹介されている一方、ForexTester Onlineの公式ページで前面に出ているのは裁量トレードの振り返りを支える機能群です。自動売買の検証を重視するなら、その点はForexTester 6を選ぶ根拠のひとつになります。
なるほど。逆にForexTester Onlineのトレード日誌とかストレステストって、ForexTester 6にはないんですか?
ForexTester 6の公式ページの機能一覧には、同じ名前の機能は挙がっていません。ForexTester Onlineのほうが後発なぶん、検証結果を振り返るための仕組みや、相場が急変した場面を想定した練習の仕組みが手厚く用意されている、という印象です。どちらの製品も継続して機能が追加されているので、細かい最新の状況は公式サイトの機能ページで確認するのが確実です。
オフラインで検証できるかどうか
検証してるときにネット環境が必要かどうかも気になります。外出先で検証したいこととかあるので。
ここは二つの製品で考え方が違います。ForexTester 6は提供元のFAQでも「オフラインでも利用できる」「検証自体にインターネット接続は不要」と説明されています。インターネットが必要になるのは、サーバーから新しい過去データをダウンロードするときや、プロジェクトの履歴をサーバーに保存するときといった、データのやり取りが発生する場面に限られます。
じゃあ一度データをダウンロードしちゃえば、あとはネットが無くても検証を進められるんですね。
そういう理解で合っています。一方のForexTester Onlineは、ブラウザで動作する検証環境という設計そのものが、通信環境を確保した状態で使うことを前提にしています。ページを開いて操作するという仕組み上、オフラインのまま使い続けるという発想には基本的になじみません。
| 項目 | ForexTester 6 | ForexTester Online |
|---|---|---|
| 過去データのダウンロード時 | インターネット接続が必要 | ブラウザでの操作自体に通信環境が前提 |
| データをダウンロードした後の検証作業 | インターネット接続なしで進められる | ブラウザ上での操作が前提のため通信環境を確保して使う |
そうなんですね。飛行機の中とか電波が無い場所でじっくり検証したい人は、ForexTester 6のほうが向いてそうですね。
その視点は選ぶときの判断材料になります。通信環境を選ばず腰を据えて検証したいならForexTester 6、どのパソコンやブラウザからでもすぐ開いて使いたいならForexTester Online、という考え方が公式情報から読み取れる住み分けです。
自分に合うほうを選ぶ流れ
なるほど、動作環境も機能も違うのは分かってきました。実際どっちを選べばいいのか、まだ決めきれないです。
迷ったときは、次の順番で考えると絞り込みやすいです。

- 1. 使っているパソコンのOSを確認するWindowsパソコンならどちらも選択肢に入りますが、Macの場合は仮想化ソフトを使ってForexTester 6を動かすか、ForexTester Onlineを使うかの判断がまず必要になります。
- 2. 通信環境に左右されずに検証したいか考えるインターネットが無い状況でも腰を据えて検証したい場合はForexTester 6が向いています。どこからでもすぐ開いて使いたい場合はForexTester Onlineが向いています。
- 3. 重視する機能を洗い出す自動売買のEA作成・検証を重視するならForexTester 6、手仕舞いの振り返りやストレステストのような検証結果の分析を重視するならForexTester Onlineの機能が参考になります。
- 4. 公式サイトで最新の機能と対応環境を確認する機能は両方とも追加され続けているので、最終的な判断の前に公式サイトの案内を見ておくと安心です。
順番に考えていくと、自分がどっちを重視してるのかがはっきりしてきますね。
そこが一番大事なところです。名前が似ているぶん「新しいほうが上位互換」という思い込みで選んでしまいがちですが、実際は目的に応じて選ぶタイプの違う二つの製品です。次の章では、選ぶときによくある見落としを整理しておきます。
選ぶときに見落としやすい点
選ぶときに、ここは気をつけたほうがいいっていうポイントはありますか?
いくつかあります。整理しておきます。
「新しいから上位互換」って、まさに自分がさっき勘違いしてたところです……。
よくある勘違いです。ここまでの整理を踏まえて自分の使い方に照らし合わせれば、どちらが合っているかは見えてきます。
関連する記事で理解を深める
なるほど、ForexTester 6のほうを詳しく知りたくなってきました。他に読んでおくといい記事とかありますか?
ForexTester 6を初めて使う場合は、まず基本の流れをつかんでおくと分かりやすいです。全体の機能をひと通り確認したい場合はこちらも参考になります。
価格のことはここでは聞かない方がよさそうですね。
そのとおりです。価格や購入方法、ライセンスの条件は変わることがあるので、ここでは扱わないようにしています。金額を知りたい場合は、公式サイトの最新情報かこちらを確認してください。
最後に、よく聞かれそうなことをまとめておきたいです。
Macでの使用可否、機能の違い、通信環境の違いのあたりは特に質問が集まりやすいところです。まとめて載せておきます。
覚えておきたい3つのポイント
今日の話をまとめると、そもそも別製品だっていうことと、Mac対応の考え方と、機能の違いっていう3つが大きなポイントですね。
そのとおりです。ForexTester 6とForexTester Onlineは同じ会社が作る別の検証ソリューションであること、Macで使うには仮想化ソフト経由かForexTester Onlineのどちらかを選ぶ必要があること、自動売買の検証を重視するかトレード結果の振り返りを重視するかで向いているほうが変わること、この3点を押さえておけば、あとは自分の使い方に合わせて選ぶだけです。
ありがとうございます。うちはMacなので、ForexTester Onlineのほうから試してみようと思います。
それも一つの選び方です。実際に触ってみて、操作の感覚や画面の見やすさが自分に合うかどうかを確かめてみてください。分からないことが出てきたら、いつでも聞いてください。
FAQ
よくある質問
- ForexTester 6とForexTester Onlineは同じソフトの新旧バージョンですか
- いいえ、別の製品です。提供元も、同じプログラムの二つのバージョンではなくまったく別の検証ソリューションだと説明しています。ForexTester 6はパソコンにインストールして使うデスクトップアプリケーション、ForexTester Onlineはブラウザ上で動作する検証環境という違いがあります。
- ForexTester 6はMacで使えますか
- Mac専用の版はありません。仮想化ソフトを使ってMacの中にWindows環境を作り、その中にForexTester 6をインストールする方法か、ブラウザで動作するForexTester Onlineを使う方法のいずれかになります。提供元のブログでもMac利用者にはForexTester Onlineが案内されています。
- ForexTester Onlineはオフラインでも使えますか
- ブラウザ上で動作する検証環境のため、通信環境を確保した状態で使うことが前提になります。ForexTester 6は過去データのダウンロード時以外はインターネット接続なしで検証を進められる点が異なります。
- どちらのほうが機能が多いですか
- 単純にどちらが多いとは言えません。ForexTester 6にはEAを使った自動売買の検証機能があり、ForexTester Onlineには検証結果を振り返るトレード日誌やストレステストの機能があります。重視する機能によってどちらが合うかが変わります。
- 価格はどちらが安いですか
- ここでは価格の比較は扱っていません。価格や購入条件は変わることがあるため、公式サイトかForexTester価格・料金プラン完全ガイドで最新の情報を確認してください。